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安倍政権への提言!仕事と家庭を両立させる上で最も必要なことは?【条件に合う仕事 84.2%】

(2018/11/15)

カテゴリ:調査レポート

リリース発行企業:ビースタイル

安倍政権への提言!仕事と家庭を両立させる上で最も必要なことは?【条件に合う仕事 84.2%】

対2013年比「保育所等子どもを預ける場所」30ポイント減~しゅふJOB総研調査~

主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は『家庭との両立に必要なこと』をテーマに働く主婦にアンケート調査を行いました。以下にご報告します。(有効回答数713件)


■調査結果概要

家庭と両立させることのできる仕事の数は「足りている」21.8%
2013年データとの比較1.「足りている」2倍増
仕事と家庭を両立させる上で必要なのは「時間や日数など条件に合う仕事」84.2%、「家族の理解や協力」62.3%、「上司や同僚など職場の理解」60.6%
2013年データとの比較2.「保育所等子どもを預ける場所」30pts減
フリーコメントより























・先進国のわりに、家庭、育児、教育、仕事、妊娠出産、その他技術的なことにおいても後進国だと感じます(30代:フリー/自営業)
・45歳以上で扶養範囲内で働ける仕事が少ない。50代に入るとほとんどない。60代以降は働きたくても働けない(50代:パート/アルバイト)
・社会全般の手助けが必要。でもそれがあれば子供の手が離れる年齢である必要はない(40代:パート/アルバイト)
・子供はできる限り自分で見ていたいので、隙間、合間に出来ることがあるのが良いと思う(40代:契約社員)
・本人に能力とやる気があれば、ブランクはあまり問題が無いと思います。ブランクがダメであるがゆえに、本来は在宅でいる方が良い時期に無理をして外で働く事で、家族にもしわ寄せがいく事にもなります(50代:今は働いていない)
・女性進出と言いながらも、派遣や、パートで、小学生の子供が帰宅するまでの、時間で働ける条件のものは、少なく、たまに、そのような求人があっても、早い者勝ちですぐになくなる。企業側はもう少しフレキシブルな就業時間を作るべき(40代:パート/アルバイト)
・派遣だとテレワークがなかなか出来ない。体調不良ややらなければいけない日など テレワークがあると本当に助かります(50代:派遣社員)
・小学校低学年のうちは 手がかかる、習い事の送迎もある、宿題なども一緒にやりたい(40代:パート/アルバイト)
・仕事をしていても主人にあなたのメインは主婦業と言われます(50代:パート/アルバイト)
・子供がいるとどうしても|休まないといけないので休みやすい環境と|職場の理解は大事だと思います(40代:パート/アルバイト)
・時短正社員という雇用形態はほとんど皆無。正社員で残業なしというのも皆無。派遣や契約社員ではなく、やはり無期雇用でないと不安は消えない。もっと正社員でも柔軟な雇用形態があれば家庭と両立できると思う(40代:派遣社員)
・障害児を抱えていると、フル勤務は厳しい(40代:パート/アルバイト)
・家族の理解が無いと働けない。家族に反対されてまでしたいと思う仕事が無い(40代:派遣社員)
・ブランクが、あるので、社会に、出るのが怖い(50代:今は働いていない)
・扶養枠内で働ける事務職が少ない(40代:パート/アルバイト)
・保育園が充実し、安心して仕事ができる環境を整えなければ、結局フルタイムで働かなかったり、また子供の病気などで休むことが非常に心労になると思う(50代:契約社員)
・病院等で働きたいが、どこも土日出勤必須が多いのでなかなか仕事が探せない(30代:パート/アルバイト)
・仕事で疲れて食事の支度ができなくとも理解してくれる家族。子どもとの時間を確保できる職場。これらが確保されれば働きやすい(50代:パート/アルバイト)
・国の方針で応募者年齢の記載がなくなったが、ミドルシニアとあっても断られる場合の方が圧倒的に多い(50代:今は働いていない)
・独りで走り続けて、疲れ果ててしまった(40代:契約社員)
・保育所に入れることができず、在宅でできる仕事が圧倒的に足りない(30代:フリー/自営業)
・まだまだ会社の理解がないから。代わりの人はいくらでもいると言われる(30代:パート/アルバイト)
・国からの援助というのは、大学生に対する援助のことです。金銭的負担が一番大きいのは、大学だと思います(50代:パート/アルバイト)
・現在、パート勤務ですが、上司・同僚の理解のおかげで不登校のこどものフォローもしつつ7年続けることができているので…(40代:パート/アルバイト)
・家庭と仕事の両立する際、1番難しいと思うのが、条件の合う仕事が少ない事。子育て中だと、子どもの用事が最優先になります。その辺の融通きく仕事でないと、働けない(30代:今は働いていない)





第二次安倍内閣が発足してから約6年が経ちました。女性活躍推進法の制定や待機児童の解消策、そして働き方改革と数々の施策を積み重ねた成果は、仕事と家庭を両立させたい主婦層にどのように受け取られているのでしょうか。しゅふJOB総研では2013年に「仕事と家庭を両立させる上で必要だと思うこと」について調査を行いました。
その時わかったのは、時間や日数など条件に合う仕事の必要性です。職場や家庭の理解、保育所の整備など様々な施策が必要とされる中で、最も多くの主婦が必要と答えたのが、時間や日数など条件に合う仕事でした。

前回調査から5年。その間ずっと政権を担い続けてきた安倍内閣の施策は、仕事と家庭を両立させたい主婦たちにどのような変化をもたらしたのでしょうか。「家庭と両立させることのできる仕事の数は足りているか」と尋ねたところ、「十分足りている」「足りている」と答えた人を合わせた比率は、10.6から21.8へと倍増しました。決して高い数字ではありませんが、少しずつ変化しているように感じます。一方 「仕事と家庭を両立させる上で必要だと思うこと」については、5年経った今もトップは「時間や日数など条件に合う仕事」のまま。比率も殆ど変化がありません。しかしながら、「家族の理解や協力」「上司や同僚など職場の理解」はおよそ20ポイント、「保育所等子どもを預ける場所」にいたっては30ポイントも減少しています。職場や家庭の理解、 保育所の整備については、 十分ではないもののこの5年間で少しずつ不満感が和らいできているということかもしれません。それに比べ、条件に合う仕事やブランクOKの仕事などは大きな変化がありません。女性の活躍をさらに推進する鍵は、ブランクOKも含めた、より柔軟な条件の仕事の数を増やせるかどうかではないかと考えます。



しゅふJOB総研所長 兼 ヒトラボ編集長 川上敬太郎 ープロフィールー

1997年愛知大学文学部卒業。テンプスタッフ株式会社(現パーソルホールディングス)に入社し新規事業責任者等を歴任。転職後、執行役員としてキャリアカウンセリングやマーケティング部門を統括するなど、営業・経営企画・人事といった人材サービス事業のほぼ全てのセクションに携わる。業界専門誌『月刊人材ビジネス』では営業推進部部長 兼 編集委員を務め、人材ビジネス企業の経営者に向けた勉強会を企画運営。2010年株式会社ビースタイル入社。2011年より現職。
人材サービス業界の『声なき声』を社会に届けるインタラクティブメディア『ヒトラボ https://www.facebook.com/hitolabo.jinzai/』及びフェイスブックグループ『人材サービスの公益的発展を考える会 https://www.facebook.com/groups/jinzai.koueki/』主宰。有識者として内閣府 規制改革会議 雇用ワーキンググループ勉強会への参加、男女共同参画センターでの講演など、主婦人材の活躍推進や人材サービス業界のあり方について積極的な意見提言を行う。

◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会
平成29~30年度:民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」委員
平成29~31年度:労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」委員

一般社団法人 日本人材派遣協会
派遣事業運営支援委員会委員(平成20~21年)、派遣事業運営支援部会員(平成24年)

◇メディア出演歴 NHK あさイチ 解説/フジテレビ みんなのニュース『ふかぼり』 解説/テレビ朝日 ビートたけしのTVタックル
パネラー出演、他新聞・テレビ・雑誌などでコメント多数

◇寄稿・連載歴 日本経済新聞:私見卓見『日雇い派遣は主婦を助ける』(寄稿)/時事通信『働くデキる女性たち』(連載)/
マネープラス:https://moneyforward.com/media/post_author/kawakamikeitaro/(連載)など

▼ヒトラボ資料館 『是々非々』 http://zezehihi.wix.com/jinzai


調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:713名
調査実施日:2018年9月26日(水)~2018年10月8日(月)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者

<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志のもとにつくられた研究所です。「女性のライフスタイルと仕事への関わり方」に対する社会の
理解を高め、女性の働きやすい職場をより多くつくっていくために定期的なアンケート等の調査を実施、
結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<株式会社ビースタイルについて>
企業理念は「best basic style」。時代に合わせて新たなスタンダードをつくる会社です。この理念に基づき、2002年の創業以来、働きたい主婦に対して就業支援を行って参りました。約16年間に生み出してきた主婦の雇用数は、10万人以上。女性がそれぞれの価値観、ライフスタイルに合わせて働くことができる社会の実現に向け、派遣・在宅・ハイキャリアなど、様々な『しゅふJOBサービス』を提供しています。

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