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(2018/12/7)
カテゴリ:その他
リリース発行企業:キヤノンMJ
ぺんてる株式会社(代表取締役社長:和田 優、以下ぺんてる)とキヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)が合同で展開している「校舎の思い出プロジェクト」が、公益社団法人企業メセナ協議会主催の「メセナアワード2018」において特別賞「文化庁長官賞」を受賞しました。
「メセナアワード」は、公益社団法人企業メセナ協議会が企業による芸術・文化を通じた社会創造の観点で特に優れた活動を顕彰するもので、企業によるメセナ(芸術・文化振興による豊かな社会創造)の充実と社会からの関心を高めることを目的に、1991年に創設されました。
「メセナアワード2018」では、「This is MECENAT 2017」認定活動152件の中から大賞1件、優秀賞5件、特別賞1件の計7件が選出され、このたび、ぺんてるとキヤノンMJが合同で展開している「校舎の思い出プロジェクト」が、特別賞「文化庁長官賞」を受賞しました。
「校舎の思い出プロジェクト」は、老朽化のために建て替えられる小学校の校舎での最後の思い出づくりを、ぺんてるとキヤノンMJがサポートする取り組みです。
本プロジェクトでは、児童が校舎の壁面や窓に思い出や感謝の気持ちを描き、建て替えのために取り壊される校舎を彩ります。その様子を子どもたち自身が一眼レフカメラで撮影し、フォトブックや大判ポスターにして新校舎に飾ります。
ぺんてるが画材と額を寄贈し、キヤノンMJがカメラの貸し出しや大判ポスター、フォトブックの制作・寄贈を行います。2014年6月に取り組みを開始して以降毎年継続的に活動を推進し、これまでに21校が参加しています。
今回の受賞にあたり、本プロジェクトは主に以下2点が評価されました。
1. 異業種同士の協働により、相乗効果の高い独自のプログラムを展開し、子どもたちの表現する喜びや豊かな感性を育んでいる。
2. 将来にわたり在校生や卒業生、教職員、地域住民の心に「校舎の思い出」を残し、地域や各世代が主体的に参加でき、活動を発展させていく場をつくり上げている。
11月29日に開催された贈呈式では、審査員の方から「文化というものは未来につながるもの、継続やこだわり、現場で喜ばれることではないか」と評されました。
ぺんてるとキヤノンMJは、本プロジェクトの活動を通じて、子どもたちの生き生きとした表情、真剣な眼差し、思いやりに溢れたたくさんの笑顔に出会いました。今後も両社の強みを生かして思い出を「つくる」・「のこす」だけでなく、地域住民の方々との絆づくりにも継続的に貢献します。
特別賞(文化庁長官賞)の選考ポイント
自治体、公益法人、NPO、学校や社会福祉法人等の外部の団体と連携し、国民(地域住民、子どもたち等)の社会参加の機会をひらく取り組みや、「文化力」・「創造力」向上あるいは日本文化の海外発信に貢献する取り組みが顕彰されます。
「校舎の思い出プロジェクト」について
昭和40年代後半から50年代にかけて児童数が急増し、多くの小学校が建設されました。現在これらの校舎は老朽化により改修や改築が計画されており、母校の建て替えにより、通いなれた学校で卒業することができない児童は少なくありません。このような環境のもと、ぺんてるとキヤノンMJは、両社の強みを生かして、「校舎の思い出プロジェクト」を2014年6月より開始し、取り壊される校舎での最後の思い出づくりをサポートしています。
思い出を「つくる」
児童が自分たちで考えたデザインを、感謝の気持ちを込めて思い出のつまった校舎の壁や窓に絵の具やくれよんで自由に描きます。普段描くことの出来ない場所に自由に絵を描くことは、児童にとって素敵な思い出になります。また、保護者、卒業生、近隣住民の方々も一緒に絵を描き、地域住民との交流を図ります。
(ぺんてるからの支援:絵の具やくれよんなど、画材・額縁の提供)
思い出を「のこす」
児童が描いた絵を撮影し、大判プリンターで出力し額装して新しい校舎に飾ります。また、児童が「思い出写真係」となり、一眼レフカメラで絵の制作過程や校舎の思い出の場所を撮影します。撮影した作品はフォトブック(アルバム)にして思い出を残します。
(キヤノンMJからの支援:一眼レフカメラの貸出、壁画写真・大判ポスター・フォトブックの制作・寄贈)
「校舎の思い出プロジェクト」実施校の募集について
現在、本プロジェクトの実施を希望される小学校を募集しています。実施を希望される場合には、校舎の思い出プロジェクトホームページに掲載の「詳細資料(PDF)」をご確認頂いた上で、応募フォームよりお申し込みください。
<校舎の思い出プロジェクトホームページ>
https://cweb.canon.jp/csr/kousha-omoide/
これまでの活動歴
2018年8月までに21校が参加し、地域と学校の絆を改めて確認する場となりました。
・2014年6月 東京都 豊島区立池袋第三小学校
・2015年3月 埼玉県 川口市立前川小学校
・2015年3月 東京都 江戸川区立第三松江小学校
・2015年6月 東京都 北区立なでしこ小学校
・2015年7月 沖縄県 浦添市立港川小学校
・2015年9月 大阪府 大阪市立北中島小学校
・2016年3月 東京都 世田谷区立山野小学校
・2016年4月 東京都 世田谷区立東大原小学校
・2016年7月 東京都 台東区立蔵前小学校
・2016年7月 東京都 多摩市立多摩第二小学校
・2016年10月 宮城県 仙台市立東六郷小学校
・2016年12月 東京都 大田区立東六郷小学校
・2017年2月 北海道 札幌市立二条小学校
・2017年2月 静岡県 浜松市立元城小学校
・2017年3月 東京都 世田谷区立代沢小学校
・2017年3月 東京都 中野区立大和小学校
・2017年6月 東京都 中央区立阪本小学校
・2018年3月 徳島県 鳴門市瀬戸小学校
・2018年7月 東京都 北区立王子第一小学校
・2018年7月 広島県 福山市立加茂小学校
・2018年8月 新潟県 村上市立三面小学校
受賞歴
・2017年3月 文部科学省「青少年の体験活動推進企業表彰」で文部科学大臣賞を受賞
・2017年6月 公益社団法人企業メセナ協議会「This is MECENAT 2017」に認定
・2018年7月 公益社団法人企業メセナ協議会「This is MECENAT 2018」に認定
・2018年10月 公益社団法人企業メセナ協議会「メセナアワード2018」で特別賞「文化庁長官賞」を受賞
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