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世界の外食サービス産業における食品廃棄物との戦い

(2018/12/13)

カテゴリ:イベント

リリース発行企業:GL events SA

世界の外食サービス産業における食品廃棄物との戦い

ヨーロッパの廃棄物削減週間(2018年11月17日~25は日)は、外食サービス産業にとって、環境保護とさらなる社会的責任について改めて考えされられた期間となりました。

2019年1月26日から30日までフランスのリヨンで開催されるシラ国際外食産業・サービス産業見本市は、 食品廃棄に対応した新しいソリューションの導入をサポートし、 フードビジネスが環境に及ぼす影響を軽減するお手伝いをします。


世界中で毎秒41.2トンの食品が浪費されています。 これは年間で16億トンとなり、 生産される食品の3分の1を占めています。 この数字は、 消費者と専門家の両方で現在の習慣や慣習を変える措置が取られない場合、 2030年までに50%上昇する可能性があります。
フランスでは、 毎年1000万トンの食品廃棄(133万トンは外食サービス産業から排出)は160億ユーロに相当します。 食品ロスを減らすことを目指す法律が2016年10月に議会で可決され、 小売業界で売れ残った商品の再配分が強制されるようになりました。 この措置により、 1000万食を最貧層に提供することが可能になりました。 フランスは、このような法案を可決した世界で最初の国であり、 イタリアなどの国々が追随しています。
この決議が引き金となり、 リサイクルが難しく深刻な汚染問題となっているプラスチックのストロー、 カップ、 及び、 その他使い捨て品の禁止など合理的な措置が取られるようになりました。 例えば、 食事の終わりにお持ち帰り用の袋を渡したり、 地産地消の推奨など仲介者を削減したりすることにより、 CO2排出量の削減にもなります。 もし有効な技術的進歩もなく、 何も措置を取らなければ、 今のシステムが環境へ影響する割合は2050年までに50~90%増加する可能性があります。 ZERO WASTE (ゼロウェイスト)というゴミ削減運動を達成するのは現実的でないように思われますが、 廃棄された食品を堆肥化やバイオメタンを生産し、 エネルギー源に変換して再利用することが可能です。

このトピックに関連し、 シラ出展者の中から新しい商品とイノベーションをご紹介します。
IndutexのApifilm: 蜜蝋でコーティングされた成形可能で粘着性のあるコットン生地。 水洗い可能で、 1年間使用出来、 堆肥化処理が可能です。
詳細→ http://www.papeterie-gerex.com/
Nouveau Chef のJordy ジャケット: 市場でもユニークなオーガニック・コットン55%とリサイクルのペットボトルから作られたポリエステルを使用したJordy シェフ・ジャケット。
詳細→ https://www.lenouveauchef.com/en/
Heko 社のデジタル・エネルギー・マネージャー: キッチン内のすべての機器で使用されている電力(kWh)を継続的に測定して表示します。
詳細→ http://www.heko.it/en/
Easilys Waste: 廃棄物を選別出来るダストボックスとの連動し、 廃棄された食品を計量することが出来ます。 この情報を得ることによって、 メニューにも応用できます。 詳細→  https://www.easilys.com/en/
Duniの環境に配慮された食器: Duni は環境に配慮し再生・リサイクル可能な材料で作った容器や包装を提案します。
詳細→ https://www.duni.com/


greenをコンセプトにしたレストランがシラ国際外食産業・サービス産業見本市に登場予定
‘Ressources’(意味:資源の再利用)と名付けられたレストランは、 ポールボキューズ料理研究所と共同で作られ、 フードサービスビジョンからインスパイアされたアイディアに基づき具現化されます。この機能的なレストランは、 野菜庭園の地中で自然界にどっぷり浸かることが出来ます。 消費者の「地元や季節の食材」といった新しいトレンドにも沿ったコンセプト・レストランです。




さらにThe Food Bank(食糧銀行を意味する社会福祉活動)がシラに参加し、 この産業見本市で使用されなかった食品は回収され、 再配布されます。 AREMACS(文化・スポーツイベントにおける環境尊重のための協議会)も参加し、 食品ロスや 廃棄物の管理などの問題に取り組みます。

シラについて
シラ(国際外食産業見本市)は外食産業に関わるプロフェッショナルが集う見本市、 新しい商品、 最先端のトレンドを発信する世界最大級の外食産業見本市です。 2年に1度、 奇数年の1月にフランスのユーロエキスポ リヨンで開催され、 30年以上前から、 ガストロノミー国際コンクール(ボキューズ・ドールやクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーなど)を主催してきました。 GL Events SA が企画・運営するシラ見本市はフランス以外の国々でも開催されています。

次回はフランスのリヨンで2019年1月26日から30日まで開催されます。

シラ 2017の実績:
207,930人の プロフェッショナルが参加、 内 29,778人 は海外から参加
食材・食品、 厨房機器、 サービスなど11部門に出展する出展企業/ブランド数 2,984

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