理化学研究所は、ひざが腫れて痛みやO脚変形を伴う変形性関節症(OA)の発症にかかわる遺伝子を発見した。全遺伝子情報(ゲノム)を網羅的に調べ、ひざOAのなりやすさと関連し...

理化学研究所や東京大学などは、植物の成長制御にかかわる植物ホルモン「オーキシン」が作られるのを阻害する薬剤を初めて発見した。独マックスプランク研究所など欧米の研究機関と共同で、モデル植物シロイヌナズナ...

【なりやすい家系】 好まれざる免疫反応として、花粉症に代表されるアレルギー反応があることは、これまで多くの基礎研究から明らかにされてきた。古くからアレルギーになりやすい家系、なりにくい家系の存...

理化学研究所などはヒトとマウスについて、遺伝子の発現制御に重要なたんぱく質である「転写因子」同士に働く相互作用のネットワーク図を初めて作成した。欧米や豪州など世界15カ国51研究機関からなる「国際FA...

理化学研究所や基礎生物学研究所などが参加する世界15カ国からなる「国際アブラムシゲノム解析コンソーシアム」は、農業害虫であるアブラムシの全遺伝子情報(ゲノム)を解読した。昆虫として最多...

12日は評論家の立花隆氏が基調講演を行うほか、次世代スパコン参加機関の理研や富士通の担当関係者らが説明する。... 2日の説明会は理研(nsc−meeting@riken.jp...

【1粒子で扱う】 物質が示すさまざまな電気的・磁気的・光学的性質は、すべてその物質中の電子集団の性質で決まっている。20世紀初頭に構築された量子力学は、真空中に置いた一つの電子の振る舞いをよく...

【ツールを開発】 遺伝子操作の技術が確立し、生命科学研究は格段の進歩を遂げた。しかし、複雑な生命現象は、遺伝子操作だけでは分からない事がたくさんある。なぜなら、遺伝子産物であるたんぱく質は、リ...

理化学研究所は15日、分子が放出した光電子を3次元空間の関数で表す「波動関数」を決定することに成功したと発表した。光電子のイメージング技術で電子を放出する光イオン化の過程を解明し、分子に乗った形で光電...

理化学研究所の石川文彦ユニットリーダーらは、成人の血液がんである「急性骨髄性白血病」の主な再発原因である白血病幹細胞が、抗がん剤へ抵抗する仕組みを解明した。白血病幹細胞が骨髄と骨の境界「ニッチ」で、“...

理化学研究所の前田士郎チームリーダーらは、体内の毒素の排せつがうまくいかなくなる腎不全などの原因である「糖尿病腎症」にかかわる遺伝子を発見した。脂肪の代謝にかかわる酵素を作る「ACACB」という遺伝子...

一方、理研ではPDBから糖たんぱく質のみの立体構造データを取り出し、情報を付加したDBを1月から一部公開している。

理化学研究所の石川文彦ユニットリーダーらは成人の血液がんである急性骨髄性白血病で、白血病細胞の元となる白血病幹細胞に発現し、抗体医薬の標的となる25種類の分子を見つけた。白血病幹細胞の網羅的な遺伝子解...

理化学研究所は3日、神戸市中央区に建設中の次世代スーパーコンピューター施設の内部を公開した。また大和リース(大阪市中央区)も同日、同施設の北側に建設する関連施設「計算科学センタービル」...

MAXIは理研が提案した装置で98年から主検出器GSC(ガススリットカメラ)を開発してきた。X線を検出する比例計数管には、理研独自である直径10マイクロメートルの極細炭素繊維を使用した...

理化学研究所と大阪大学の研究チームは脳の神経回路を作る神経細胞から伸びた「神経突起」が右ネジ方向に回転していることを世界で初めて発見した。培養した神経細胞を3次元で観察することで可能になった。従来は平...

文部科学省は官民共同開発の次世代スーパーコンピューターについて、利用効果の高い戦略5分野で事業を進める戦略機関決定に向け、フィジビリティースタディー(FS)を実施する機関(統括...

理化学研究所の津本忠治チームリーダーらは視覚にかかわる大脳皮質視覚野の「抑制性神経細胞」が、生後の脳の発達期である「臨界期」が終わり、光反応を受けても変化しないと言われる成熟期に達しても変化することを...

【ON/OFF反応】 細胞増殖因子やホルモンなどが細胞表面の受容体に結合すると、細胞はその変化を察知して信号処理をし、細胞増殖や分化などの応答をして環境に適応しようとする。この信号処...

理化学研究所や長崎国際大学などは血液中の赤血球の働きをイオンの取り込みと放出で調整する「バンド3」というたんぱく質の立体構造を明らかにした。結晶を安定化させ、きれいで大きな結晶を作製する技術で、従来の...