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(2015/11/16 05:00)
日刊工業新聞社は13日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで「創刊100周年記念シンポジウム・感謝の集い(東京)」を開催した。安倍晋三首相が祝辞で「日刊工業新聞は100年間、産業界とともに歩み、日本の産業報道の基幹としての役割を果たしてこられた。これからも『産業界の羅針盤』として企業の針路を指し示し、『未来投資』を通じて日本経済にダイナミズムを生み出してもらえるよう期待している」と激励した。
感謝の集い(懇親会)に先立った記念シンポジウムでは、榊原定征経団連会長が来賓あいさつで「日本は製造業立国であり、製造業こそが日本経済の中核をなすという信念を持っている。日本は製造業が支える貿易立国で、これが日本という国の基本的な形だからだ」と強調した。
シンポジウムのテーマは「日本力(にっぽんぶらんど) 未踏に挑む 〜次の100年へ〜」。張富士夫トヨタ自動車名誉会長と山崎直子宇宙飛行士、三村明夫日本商工会議所会頭が講演した。
感謝の集いでは来賓の林幹雄経済産業相が「日本経済を元気にするには中小企業が元気になってもらうのが一番の早道だ」とし、日刊工業新聞社の旗印である「モノづくり・技術・中小企業」に期待を示した。
当日は延べ2000人以上が参加し、会場は熱気に包まれた。100年の社史を紹介する展示も併設した。
また同日、「2015年(第50回)日本産業広告賞」の表彰式が開かれ、パナソニックが「日刊工業新聞広告大賞」を受賞した。
(2015/11/16 05:00)