[ 政治・経済 ]

統計実績・予測/7―9月期の設備投資、11%増10兆円−慎重姿勢も底打ち感

(2015/12/2 05:00)

財務省が1日発表した7―9月期の法人企業統計調査によると、金融機関を除く全産業の設備投資は前年同期比11・2%増の10兆4937億円と、10四半期連続で増加した。季節調整後の投資額(ソフトウエアを除く)も前期比5・4%増と、前期の2・7%減から増加に転じた。堅調な企業収益を背景に、停滞していた設備投資がいったん底を打った形だ。内閣府は8日発表の同期の国内総生産(GDP)改定値で、設備投資を上方修正する可能性が高まった。

設備投資を業態別にみると、製造業は前年同期比12・6%増、非製造業は同10・4%増。製造業は自動車やスマートフォン向け部品などで増産投資がみられたほか、非製造業では不動産・建設業などが投資を増やした。季節調整値でも製造業は前期比7・6%増、非製造業は同4・3%増と、いずれも2四半期ぶりに増加に転じた。

全産業の売上高は前年同期比0・1%増の328兆2391億円、経常利益...

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(2015/12/2 05:00)

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