[ 自動車・輸送機 ]

仏政府の介入問題、日産の独立性確保がカギ‐ルノー、対応策協議

(2015/12/11 05:00)

仏政府がルノーへの介入を強めている問題を受けて、11日(現地時間)にルノーが取締役会で対応策を協議する。仏政府の間接的な影響が懸念される日産自動車にとっては「独立性の確保」がカギだ。日産の独立性を巡りルノー・日産間の資本構成がからむ一連の問題はヤマ場を迎えそうだ。(池田勝敏)

仏政府の強硬姿勢で日産の独立性が揺らぐ中、日産は先月末に臨時取締役会を開き「引き続き経営の独立性を確保することを確認した」(日産関係者)。ロイター通信によると具体策として、仏政府が保有するルノー議決権の制限に加え、ルノーが日産の経営に介入しない旨を文書で確約することを求めている。

日産が独立性を確保する手段としては、日産のルノーへの出資比率を15%から25%に引き上げ、ルノーが持つ日産株の議決権をなくすなどの方法もある。会社法などに詳しい松井秀征立教大学法学部教授は「今回のケースで仏政府に対抗するのにまずは議決権...

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(2015/12/11 05:00)

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  • 仏政府がルノー株式を買い増し影響力を拡大している問題で、ルノー・日産は資本構成を変えて対抗するのか。識者に取材し、ポイントを整理した。

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