- トップ
- 科学技術・大学ニュース
[ 科学技術・大学 ]
(2016/1/14 05:00)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地球上空にある電離圏の中で高温度層が発生する仕組みを解明するため、観測ロケット「S―310―44号機」を内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から15日12時に打ち上げる予定。高度約100キロメートル付近に達した際、ロケットに搭載した観測機器で高温度層内のプラズマや電子の加速などの現象を観測する。こうした現象の解明は全地球測位システム(GPS)の精度向上などに役立つ可能性がある。
研究代表者は富山県立大学の石坂圭吾准教授。東北大学、東海大学、九州大学、JAXAも参加する。
冬場の緯度25―32度の上空には、太陽光の入射で発生する大気の運動を原因とした電流が発生することがある。この電流はGPS測位の精度や短波通信などに影響を与える可能性がある。
実験ではこの電流が発生している高度100キロ―140キロメートル上空にロケットを飛ばして、電子密度や磁場な...
(残り:311文字/本文:711文字)
(2016/1/14 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。
ログインするとこんな内容・詳細が読めます
- 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地球上空で高温度層が発生する仕組みを解明するため、?日に観測ロケット「S―310―?号機」を打ち上げる予定だ。全地球測位システム(GPS)の精度向上などに役立ちそうだ。