[ 機械 ]

チノー、農業システム開発−ハウス栽培植物工場向け・育成管理を一体化

(2016/2/1 05:00)

チノーはハウス栽培や植物工場向けに、育成環境を監視・記録できるシステムを開発、月内に市場投入する。温湿度や二酸化炭素(CO2)濃度を計測するセンサーなど、作物の育成管理に必要な部品を一体化した。環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意で、国内農業の競争力向上が課題となっている。同システムは情報通信技術(ICT)など先端技術になじみの薄い農家でも簡単に運用でき、国内農業の生産性向上や経営効率化に貢献する。

開発した「プラントモニター」は、温湿度やCO2センサー、日射計、無線通信機器、ソフトウエアなどで構成。オプションで水分量や肥料濃度を計測するセンサーも用意した。価格は標準セットで24万円(消費税抜き)を想定。2年後に年間1億円の売り上げを目指す。

スマートフォンで本体のウェブブラウザーにアクセスすれば、収集した情報をリアルタイムで確認可能。データは1分間ごとに収集され、10年分以上のデータ...

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(2016/2/1 05:00)

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