[ その他 ]
(2016/3/3 05:00)
日刊工業新聞社は表彰制度「第26回読者が選ぶネーミング大賞」の大賞にJR西日本/JR東日本の北陸新幹線「かがやき」を選ぶなど優れた名前を持つ16の商品とサービスを決めた。大賞に次ぐ日刊工業新聞創刊100周年記念賞にトヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI(ミライ)」が選ばれた。また生活部門1位はヤマト運輸の小さな荷物をポストに届けるサービス「ネコポス」、ビジネス部門1位はキャニコム(福岡県うきは市)の4輪駆動乗用草刈り機「家族(うち)のまさお」だった。明るい将来を感じさせる、わかりやすいネーミングに多くの票が集まった。
かがやきは3899票を獲得。「今の時代の人々に希望や夢を持たせてくれるような気がする」(40代女性)、「新幹線が光の速さだと連想させる。また地方活性の希望の光を思い起こさせる」(20代女性)といった明るさや未来を連想させ、北陸に輝きを与えたと評価する声が多かった。
MIRAIは「クルマ作りの未来にかける思いがストレートに表現されている」(40代男性)、「未来の子どもたちのことも考え、環境に配慮されたすてきなネーミングだと思った」(30代女性)など未来をイメージさせるという評価だった。
ネコポスは「キャッチーで実用的」(20代女性)、「どこの何の名前かが、直感的にすぐわかる」(30代男性)と、とにかくイメージ通りでわかりやすい、かわいいといった声が多かった。
家族(うち)のまさおは「例年、この会社の発想は遊び心にあふれてユーモアがある」(50代男性)「来春、定年退職で家業の農業を手伝おうと思っている。草刈りが楽しくなりそうな機械」(60代男性)とユーモアや愛着の声が多かった。
発想力豊かでキラリと光る名称の「アイデアネーミング賞」、名称の定着などを評定する「ブランドネーミング賞」、名称がユニークあるいは創意工夫されている「ユーモアネーミング賞」の各部門は8名称を選定した。
(2016/3/3 05:00)