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[ エレクトロニクス ]
(2016/5/7 05:00)
(ブルームバーグ)米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)は、苦境にあえぐ石油・ガス業界で買収機会を求めている。油田サービスのハリバートンとベイカー・ヒューズの合併断念で機会を逸したことが背景にある。
GEのジェフ・ ボーンスタイン最高財務責任者(CFO)はブルームバーグとのラジオインタビューで、合併が成立した場合に売却対象となる事業についてGEは両社と協議していたと発言。この合併は競争当局の反対で破談となったため、「合理的なバリュエーション」の別の案件を模索していると述べた。
ボーンスタインCFOは買収が「どのようなものであれ、(3-5年のうちに)心から得をしたと思えるようになるだろう」とし、「弊社の製品やサービスのギャップを埋めるという点で、実質的な価値を生み出せる買収機会はあると思う」と語った。
GEは年内にボストンへの本社移転を控えている。ボーンスタインCFOは石油・ガス業界に加え、ボストン地域の新興企業との提携や買収を探っていると話した。とくにGE内で伸びているソフトウエア事業を補完する企業が対象になると述べた。
(2016/5/7 05:00)