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[ 環境・エネルギー ]
(2016/6/11 05:00)
原子力規制委員会は10日、関西電力高浜原子力発電所1、2号機(福井県高浜町)の設備の詳細設計を記した工事計画を認可した。高浜1、2号機は営業運転開始から40年を超えており、特例で設定された7月7日までに各種手続きを終える必要がある。すでに4月、新規制基準の適合性審査に合格しており、残る老朽化対策の妥当性を認める延長審査も期限までに完了する公算が高い。原子炉等規制法の改正で原則40年とされた運転期間を超えて、運転を認められる最初の原発になりそうだ。
40年を超えて運転する原発は延長審査の合格を条件に最大20年の延長が認められている。高浜1、2号機を実際に再稼働するには、大規模な改修工事が必要。今後、工事を本格化させ、早くとも2019年度後半の再稼働を見込む。
(2016/6/11 05:00)