[ エレクトロニクス ]

JDI、次世代ディスプレー開発に1000億円投資−LTPS進化させた高精細液晶や有機EL技術確立

(2016/6/20 05:00)

ジャパンディスプレイ(JDI)は2019年3月期までの3年間で、約1000億円を研究開発に投じる。過去3年間と比べて約1・8倍の規模になる。得意とする低温ポリシリコン(LTPS)技術を進化させた次世代高精細ディスプレーや、狭額縁化技術、フレキシブルディスプレーの開発などを進める。一方で設備投資は抑制し、成長投資として研究開発に重点配分する。研究開発費は毎年300億円程度を充てる。過去3年間の実績では計549億円を投じており、大幅に投資額を積み増す。

開発費を重点配分する分野は液晶ディスプレーの高精細化技術や、有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)ディスプレー技術の確立など。19年3月期に営業利益率を16年3月期比8・3ポイント増の10%に引き上げる目標に向けて、利幅の大きい新製品を開発し、利益の創出に力を注ぐ。

同社は売上高の85%を占めるスマートフォン向け事業からの脱却を目標に掲げ、...

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(2016/6/20 05:00)

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