[ ICT ]
(2016/7/4 05:00)
NECは日米を結ぶ総延長約9000キロメートルの大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「ファスター」を完了した。約2年がかりで進めてきた敷設プロジェクトで、日本・米国・アジアを代表する6社のコンソーシアムに引き渡し、運用に入った。
ファスターは日米間の海底ケーブルとして初めて毎秒100ギガビット(ギガは10億)の光波長多重伝送方式を採用。NECが日米間を単独で敷設する初の光海底ケーブルプロジェクトとなる。
ファスターは米国のオレゴン州と、日本の三重県、千葉県を結んだ。初期設計容量では毎秒60テラビット(テラは1兆)の伝送を実現する。これによりオレゴン州をハブ(中継拠点)として、日本と米国・西海岸の主要都市(ロサンゼルス、サンフランシスコ、ポートランド、シアトル)への大容量通信ネットワークが拡充される。
東南アジアやアジア近隣諸国を結ぶ他の光海底ケーブルとも接続することで、日本の通信ハブとしての地位向上に貢献できる。
(2016/7/4 05:00)
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