[ 自動車・輸送機 ]

米テスラ車の死亡事故、消費者団体から厳しいルール求める声

(2016/7/2 05:00)

  • 「モデルS」でのオートパイロット運転の様子(ブルームバーグ)

(ブルームバーグ)米電気自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズは同社の「モデルS」のドライバーが5月7日、フロリダ州で起きた衝突事故で死亡した問題について、モデルSに使用されていた自動運転機能は試験的なものだとの見解を示した。同機能は2014年10月以降、7万台の全ての車に搭載されている。

開発中のテクノロジーを使用するテスラの姿勢はシリコンバレーでは一般的だが、テストコースでの走行やプロドライバーによる運転に制限しているゼネラル・モーターズ(GM)など他の自動車メーカーの慎重さとは対照的だ。

より強いルールを求めてロビー活動を展開してきたグループにとっては、制限の緩いアプローチを認める傾向が強まっている米当局の姿勢がまさに問題点だ。高速道路・自動車安全推進委員会のジャッキー・ギラン委員長は「明確なガイドラインなしに自動車メーカーに自らの試験を行うのを認めることは、消費者が実験のモルモットになることを意味する。今回のようなことは何度でも起きるだろう」と語った。

フロリダ州での事故はトレーラーと衝突したモデルSを運転していた男性(40)が死亡したもので、当局が調査を始めた。トレーラーの運転手がAP通信に語ったところでは、死亡した運転手は車内で映画を見ていた可能性がある。当局はポータブルDVDプレーヤーを回収したが、事故発生時に動いていたかどうかは不明だという。  

原題: Fatal Tesla Crash Spurs Criticism of On-The-Road Beta Testing(抜粋)

(2016/7/2 05:00)

おすすめコンテンツ

ゴム補強繊維の接着技術

ゴム補強繊維の接着技術

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン