[ ICT ]
(2016/7/6 05:00)
(ブルームバーグ)グーグルと英保健当局は目の変性疾患を早期に発見し、失明を防ぐことを目的にコンピューターに学習させることが可能かどうか研究するため協力する。
米アルファベットの人工知能(AI)部門で、ロンドンに拠点を置くグーグル・ディープマインドは5日、目に関する匿名のスキャン結果のデータにアクセスするため、英国民健康保険制度(NHS)と研究で協力すると発表した。ディープマインドはこうしたデータを使い、目の疾患を発見するためコンピューターに学習させる。その目的は目のスキャン検査を読み取り、より素早く疾患に気づくことができるデジタルツールを医師に提供することだ。
ディープマインドの発表資料によると、糖尿病関連の目の疾患や加齢に伴う黄斑変性を早期に発見できれば、医師が多くの人の失明を防ぐことができる。グーグルはAIの能力を拡大するため、2014年にディープマインドを買収した。
原題: Google Tries to Spot Eye Conditions With Artificial Intelligence(抜粋)
(2016/7/6 05:00)