第３次安倍再改造内閣／アベノミクス“再点火”へ−新閣僚、就任会見

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３日発足した安倍晋三政権の第３次再改造内閣は、政権の経済政策「アベノミクス」“再点火”に向けた布陣となった。財務相、官房長官といった主要閣僚や、経済再生、一億総活躍の両担当相がそろって留任するなどアベノミクスのけん引役が続投する。２８兆円超の経済対策の円滑な執行、米欧との貿易協定の行方、深刻化する円高など課題は山積する。「働き方改革担当相」を新設するなど、構造問題に挑む改造内閣の手腕が問われる。

【デフレ脱却へ】

２０１７年度に予定した消費増税の延期に続き、事業規模２８兆１０００億円の大型経済対策の閣議決定など、政権は経済成長を最優先した経済財政運営へとかじを切った。世界経済の先行き不安と円高に悩む日本経済は、日銀の金融緩和が“焼け石に水”と映るほど容易...