[ その他 ]
(2016/8/12 05:00)
日刊工業新聞社が16日に発売する月刊誌「型技術」9月号では、「最新のシミュレーション/CAEを活用した短納期・高品質な金型づくり」を特集する。国内の金型製造現場では短納期と高品質を両立させるため、事前解析・シミュレーションの重要性が高まっている。特集では金型設計・加工と部品成形に関わるシミュレーション・CAEの技術動向について、大学での研究事例やソフトウエアの活用事例など11例を紹介する。
茨城大学の乾正知教授は、金型設計に「モデルベース開発」の考え方を取り入れたソフトウエアを開発。設計ミスに起因する成形不良の可視化や設計改善を促す機能などをもとに金型設計の効率化事例を解説する。切削加工ではIHIが5軸加工の効率化に向けた切削加工シミュレーションの適用事例を紹介する。
部品成形では、広島県立総合技術研究所がCFRTPのプレス成形シミュレーションの研究成果、ニチダイが鍛造金型設計でのCAEの活用方法を解説する。また、ソフトウエア・ベンダー各社がシミュレーション・CAEソフトの最新機能と活用法を提案する。
(2016/8/12 05:00)