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[ 環境・エネルギー ]
(2016/8/23 05:00)
東京電力ホールディングス(HD)グループやソニーグループは22日、飲食店やコンビニエンスストアに専用コンセントを置いて電気を供給する“公衆電源”サービスの実証試験を東京都内で始めたと発表した。使った時間に応じ、代金前払いカードなどで電気代を支払う。町中で急に充電が必要になった場合などに利用でき、店側としても集客への貢献が期待できる。両グループは試験結果を踏まえ、2018年度にも事業化する意向だ。
東京電力エナジーパートナー(東電EP、東京都港区)、ソニービジネスソリューション(港区)、関電工の3社が都内の飲食店、コンビニなど36カ所に計150台の専用コンセントを設置し、17年1月まで実証する。コンセントには認証機能があり、プリペイドカードでの支払いや2次元コードを使ったクレジットカード決済ができる。電気を20分間使うごとに100円(税抜き)ずつ課金する。
飲食店や喫茶店などがサービスの一環として、来店客にコンセントを無償で貸す例があるが、充電のため滞留時間が長くなり、客の回転が遅くなるなどの弊害もある。認証・決済機能付きの専用コンセントなら、こうした問題を解消しやすい。
(2016/8/23 05:00)