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[ 環境・エネルギー ]
(2016/9/2 05:00)
ユーグレナは1日、三重県多気町に微細藻類「ユーグレナ(和名ミドリムシ)」の国内最大級となる培養プールを建設すると発表した。総面積は3000平方メートルで、隣接する木質バイオマス発電所の排ガスに含まれる二酸化炭素(CO2)などをミドリムシの栄養源として活用。2019年3月末までに大量生産技術を確立し、自動車や航空機用燃料としての活用を目指す。
ユーグレナは同日、三重県庁で県や多気町、同発電所を運営する中部プラントサービス(名古屋市熱田区)と協力協定を結んだ(写真)。10月に実証試験としてミドリムシの生産を始める。18年にプールを拡張し、国内最大級の燃料用藻類生産設備とする。
ユーグレナは20年にミドリムシを使った国産バイオジェット燃料の実用化を目指す。出雲充社長は「初の大規模培養設備。培養技術だけでなく、社会全体のCO2削減にもつなげたい」と述べた。(名古屋)
(2016/9/2 05:00)