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[ 医療・健康・食品 ]
(2016/9/10 05:00)
農林水産省は9日、日本発の食品安全管理規格「JFS-E-C規格」の第1号認証を、日清製粉鶴見工場(川崎市川崎区)が6日付で取得したと発表した。食品安全管理規格はHACCP(危害分析重要管理点)など欧米発のものが主流で、日本製品の輸出を伸ばすためには日本発の安全規格を海外に認めてもらうことが不可欠として、同省が普及活動を進めている。日清製粉の取得を機に1年以内に合計10件以上の取得を目指し、米ウォルマートや米アマゾン、仏カルフールなどの国際小売り大手が加盟するGFSI(世界食品安全イニシアティブ)にも日本発規格の採用を働きかける。
日本発の規格は、食品安全マネジメント協会が7月に策定した。食品安全規格で国際主流になっている「FSSC22000」をほぼ踏襲しつつ、現場からの改善提案と食品偽装防止対策の2点を加えた、より厳しい内容となっている。日清製粉は今回の取得を品質管理と食品安全のアピールに生かす。
(2016/9/10 05:00)