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[ 商社・流通・サービス ]
(2016/9/10 05:00)
東京メトロ、東武鉄道、佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸の5社は9日、鉄道を活用した物流の実証実験を公開した。
東京メトロ有楽町線から東武東上線を使用し和光車両基地(東京都練馬区)または森林公園検修区(埼玉県比企郡滑川町)へ輸送する「拠点間輸送」と「拠点~駅間輸送」の2パターンで行う。
使用する車両は東京メトロの10000系車両で、通常は乗客を輸送ため、荷物を積み込む前に車内に傷が付かないようにする。
まず模擬荷物が物流各社の拠点から東京メトロの新木場車両基地内(江東区)までトラックで運ばる。フォークリフトを使用し車両横に設置された専用の架台に持ち上げ、人力により車内へ搬送される。搬送後は荷物と車内の手すり4ヶ所を使って固定作業を行う。
運行ダイヤは実験専用で、都心部の地下鉄区間では新富町・銀座一丁目・有楽町駅の各駅で台車1台程度の荷物がホームに下ろされる。また和光車両基地や森林公園検修区では到着した荷物をトラックに積み替え物流拠点へ搬出する。
実験は都心部の交通渋滞による二酸化炭素(CO2)排出量の削減や、トラックのドライバー不足・高齢化対策などを想定している。
(2016/9/10 05:00)