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[ 科学技術・大学 ]
(2016/9/26 05:00)
独創的でユーモラスな研究を表彰する「イグ・ノーベル賞」の2016年の授賞式が米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大学で開かれ、両脚の間から顔を出して逆さまに物を見る「股のぞき」によって、視覚に変化が生じることを実証した立命館大学文学部(京都市)の東山篤規教授(65、写真)と、大阪大学人間科学部(大阪府吹田市)の足立浩平教授(57)が「知覚賞」を受賞した。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は10年連続。
日本三景の一つ、天橋立(京都府宮津市)では、股のぞきで景観が変わるのを楽しむ風習が残っており、昔から姿勢によって視覚が変化することは体感的に知られてきた。
授賞式に参加した東山教授は「日本の学会で発表した時は、ほとんど反響がなかった。人の関心を引かない研究だと思っていたが、褒めてくれる人がいて良かった」と話した。
(ケンブリッジ〈米マサチューセッツ州〉=時事)
(2016/9/26 05:00)