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[ エレクトロニクス ]
(2016/10/26 05:00)
ルネサスエレクトロニクスは2017―18年にも、住宅街などの複雑な環境を認識できる高性能な車載機器向け次世代情報システムLSI(大規模集積回路)を製品化し、サンプル出荷を始める。少ない実装面積と高い計算能力、低消費電力を両立すべく、業界で最先端となる回路線幅7ナノメートル(ナノは10億分の1)、もしくは同10ナノメートルプロセスの採用を検討する。人工知能(AI)技術への対応も視野に、レベル4の完全自動運転の実現を後押しする。
自動車メーカーは20―25年頃にレベル4の完全自動運転車の実用化を目指している。ルネサスは他社に先駆けて回路を微細化した先端品を投入し、成長する自動運転市場でシェアを伸ばす考えだ。
自動運転では周辺環境の認識や動作を指示する半導体の処理能力が、技術進化のボトルネックになりつつある。同時に自動車に搭載される半導体の数は増えており、より少ない面積で膨大な情報を瞬時...
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(2016/10/26 05:00)
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