[ 機械 ]
(2016/10/28 05:00)
【名古屋】オークマは27日、金属積層造形機(3Dプリンター)を搭載した複合加工機を11月17日に発売すると発表した。業界初のマシン上でのレーザーでの部分精密焼き入れもでき、金属加工すべてを1台で完結できる。5軸制御マシニングセンター(MC)タイプ「MU―6300VレーザーEX」の価格がオプション仕様で1億6300万円(消費税抜き)。旋盤タイプを含め全5機種あり、初年度20台の販売を目指す。
レーザーや積層ヘッドは独トルンプ製。最高出力を0・6キロ―4キロワットの4種から選べる。レーザースポット径は0・4ミリ―8・5ミリメートルで可変。MCタイプは機種により世界最大級の直径1000ミリ×高さ550ミリメートルの積層ができる。旋盤タイプは「マルタス」シリーズの「レーザーEX」版。ワークを回転させて焼き入れが高効率、高品質にできる。
ベースのMCや旋盤は同社主力上位機種。金属加工の全工程を1台でこなす万能機種として新たなモノづくりのあり方を提案する。要望で3Dプリンター機能抜きも提供する。
(2016/10/28 05:00)