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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/10/31 05:00)
川崎重工業の金花芳則社長は業績不振の船舶海洋事業について「ゼロベースで見直し、2016年度末に結論を出す」考えをあらためて示した。9月末に同事業の損益悪化などを主因に、17年3月期連結業績予想を下方修正していた。金花社長は「今のままで生きていけるのがベストだが、その可能性は低い。事業縮小や撤退も選択肢に入る」と話した。
船舶海洋事業のあり方を議論するため、金花社長をトップとする構造改革会議を設置。同事業を統括する井城讓治副社長も加わり、「リスク管理の手法も含め、抜本的に議論する」(金花社長)構えだ。同会議はすでに取り組みを始めており、年度末に向けて議論を加速する。
事業の損益悪化の主因は大きく分けて二つ。海洋資源開発向けの船舶建造と、液化天然ガス(LNG)船など付加価値の高い商船建造だ。海洋開発船については「当社初の進出となったが、見通しが甘かった」(金花社長)と言明。商船は中国の合弁造船所を含めて方向性を定める。
また、構造改革推進に向け12月1日付で船舶海洋事業に精通した富田健司常務(現二輪事業担当)が企画本部長に就任。現企画本部長の太田和男常務が二輪担当に就く。
(2016/10/31 05:00)
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