[ その他 ]
(2016/11/1 05:00)
■ランキング・ベスト10(10/24~10/30)
1位 ホンダ、タカタの切り替え年内完了−インフレーター、他社製品に
2位 技能五輪/きょう表彰式−山形大会
3位 オークマ、金属3Dプリンター参入−切削ハイブリッド型、来年販売
4位 《解説》印タタ・グループ、会長を解任-後任者選びにグループの命運
5位 ルネサス、次世代車載半導体を来年製品化−完全自動運転に対応
6位 山形大など、球状歯車機構を開発−2つの回転軸を一体化(動画あり)
7位 弁理士会、会長に渡邉氏
8位 パナソニック、無人搬送ロボ参入−物流向け、100台同時制御
9位 シャープ、広島・三原工場の閉鎖検討−国内拠点再編、始まる
10位 技能五輪/2016山形大会−モノづくりの原点極めた技、頂点目指して(動画あり)
■解説:動き出すサービスロボット(5)サイバーダイン・山海社長「課題解決から技術進化」(10/25付)
サイバーダインの山海社長の話を要約すれば、サービスロボットの発展に必要なのは「知能の進化と社会実装」という部分に尽きるだろう。日本は世界の中で「ロボット大国」の地位を確立しているが、あくまで工場などで使う産業用ロボットが中心。それだけに、個人を含めてさまざまな分野で使われるサービスロボットの世界市場での主導権争いは、これからが正念場となる。
例えば「ロボットカー」とも言われる自動運転車。頭脳に当たる人工知能(AI)がカギを握ることから、米グーグルをはじめとする海外勢が一歩先を行く。国内でも、こうしたAIや自動運転の分野でプリファード・ネットワークスやZMPといったハイテクスタートアップが注目され、今後の発展が期待されているが、一方でその多くは雇用のダイバーシティー(多様化)が進み、外国出身の優秀なエンジニアを多数抱えるという共通項を持つ。
東京工業大学の大隅良典栄誉教授の受賞が決まった今年のノーベル賞をめぐっても、「報道機関は日本人が受賞してうれしい、といった表面的な採り上げ方だけでいいのか」との議論が巻き起こった。研究力を分厚いものにしていくには、やはり世界中から日本に優秀な研究人材を呼び込み、ノーベル賞級の成果を生み出し、世界に貢献するための基盤をどうやって作っていくかにかかっているのではないか。前述のスタートアップ2社にしても米国にAI子会社を設立したトヨタ自動車の動きを見ても、オールジャパンというより、日本あるいは日本の組織に世界から英知を結集してイノベーション創出に取り組む視点が、より重要さを増している。
(2016/11/1 05:00)