[ 政治・経済 ]
(2016/11/3 05:00)
イマドキ若手社員は「仕事は7割できれば合格」、上司・先輩からのミスの指摘は「説明しなかった方が悪い」―。日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)が実施した調査によるとこんな結果が。これには働き方、価値観の多様化が影響していると解説するが、はてさて“植木等”のスーダラ社員復活との見方もある。
同調査では新入社員は「失敗は重要」との認識を8割以上が持っているが、「失敗はしたくないので、責任ある大きな仕事は任されたくない」人が62・4%。「自分からは取り組もうと思わない」人となるとさらに71・0%に増える。
上司・先輩から依頼された仕事について、その仕事をする意図が不明確な時、「仕事に取り組むべきかしばらく考える」人は29・6%、「とりあえずいわれた通りに行う」人が70・4%。
だが、十分な説明がなく間違いを指摘された時は「上司・先輩に責任がある」と思う人が64・8%。「自分に責任がある」と思う人が35・2%。説明が十分かどうかの判断は難しいところだが、見方は分かれた。
仕事は「7割程度できていれば良い」は56・2%で、「100%を目指す」は43・8%。こうした新入社員を上司・先輩は、新入社員のレベルは下がり(64・0%)、打たれ弱い(76・5%)と見ている。
イマドキ若手社員の仕事に対する意識を調査するため、能率協会では今年6月、2015年から2016年に入社した新入社員179人と、先輩・上司258人にインターネットを使いアンケートを実施した。
(2016/11/3 05:00)
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