深層断面／米大統領選、きょう投開票−クリントン氏わずかに優勢も、大接戦

２０１６年最大の政治イベントである米国大統領選挙が８日、投開票を迎える。１０月中旬まで民主党候補のヒラリー・クリントン氏が共和党候補のドナルド・トランプ氏を、支持率で大幅にリードしていたが、同月末の米連邦捜査局（ＦＢＩ）によるクリントン氏の私用メール問題の再捜査発表を受け、支持率の差は一気に１ポイント台に縮まった。訴追は免れたもののクリントン氏にとっては大きな痛手となり、選挙戦は最後まで予測がつかない。（大城麻木乃、平岡乾）

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  トランプ氏（左）とクリントン氏。両候補に対する好感度の低さが目立つ（ＡＦＰ＝時事）

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■１ポイント台の差、誤差の範囲内

【神のみぞ知る】

「仮に１１月２日が投票日だったなら、クリントン氏が楽に逃げ切れただろう」。みずほ総合研究所の安井明彦欧米調査部長はこう指摘する。

「１１月の第１月曜日翌日の火曜日」と決められた米大統領選挙の投...