[ 機械 ]
(2016/11/10 05:00)
【名古屋】ジェイテクトは17日に開幕する日本国際工作機械見本市(JIMTOF2016)で、展示する現行機種を1台に絞るという奇策に打って出る。ブース内では「スマートファクトリー」のPRを前面に押し出し、来場者への実機紹介は愛知県刈谷市のショールームに誘導する。現行機種の展示が1台のみというのは大手では異例で、来場者の話題になりそうだ。
前回のJIMTOFで8台の工作機械を置いたが、今回は2台のみ。うち1台はトライボロジー遺産に認定されている古典的な機種で、販売中の機種は研削盤「GE4i―PRO」だけになる。
一方、ブース内にはスクリーンを8面設けて、同社が推進するスマートファクトリーの概念や適用例を大々的にアピールする。同社は今後、さまざまな生産設備をネットワーク化するIoE(すべてのインターネット化)で工場をスマート化するソリューション展開に力を注ぐ考えで、今回の展示はその周知に軸足を置く。
(2016/11/10 05:00)