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[ 医療・健康・食品 ]
(2016/11/12 05:00)
ビール大手4社の10月の販売動向が11日、出そろった。出荷日が前年より1日少なかったことに加え、下旬が低温だったのが響き、ビール、ビール類とも前年同月比6%程度のマイナス。アサヒビール、キリンビール、サントリービールはいずれも減少となった。サッポロビールはビールでは同2%増とプラスだが、これまで好調だった黒ラベルがマイナスになった。
企業別ではアサヒがビール類で同4%減、ビールで同9%減。第3のビール「クリアアサヒ」がリニューアルや新製品効果で同15%増と好調だった半面、「スーパードライ」が同10%近く落ち込んだ。居酒屋など業務店の不振が背景と見られる。
キリンはビール類が同6%減、ビールが同3%減。「一番搾り」は「47都道府県ビール」の効果で同2%増とプラスを保ったが、発泡酒「淡麗」は同8%減、第3のビール「のどごし」も同7%減となった。プリン体ゼロの「淡麗プラチナダブル」は好調。サントリーはビール類、ビールとも同1割程度減。「ザ・プレミアム・モルツ」は同4%増だったが、昨年9月の「ザ・モルツ」発売による反動減の影響が続いた。「金麦」も同6%減。サッポロは「黒ラベル」が同2%減、「ヱビス」は微増で、発泡酒「極ゼロ」不振でビール類全体は同5%減になった。
(2016/11/12 05:00)