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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/11/30 05:00)
日産自動車は29日、2017年から後付けの車載通信機器を日本とインドで販売すると発表した。車両情報をリアルタイムで管理して修理の時期を予測し、修理サービスを円滑にできるようにする。価格は未定。同時に各ユーザーの好みに合わせて色やアクセサリーを選べる「個人化」の対応も強化。アフターセールス事業の収益のうち、「つながる車」と個人化サービスの占める割合を合計で現在の一ケタから22年に25%に引き上げる。
後付けの機器で車載ネットワーク「CAN」から車両情報を収集する。修理の時期を予測しユーザーに通知すると同時に、補修部品を注文してユーザーが来店したときに迅速に修理ができるようにする。サービスの向上とサプライチェーンの効率化につなげる。対象国を順次広げ、将来は日産車の世界保有台数の30%に搭載する方針。
12月にルノーの仏フラン工場で生産を始める小型車「マイクラ」の全面改良モデルの生産に、個人化に対応する工程を導入した。同日、横浜市内で説明会を開いたケント・オハラ常務執行役員(写真)は「お客さまはこれまでメーカーが作ったものを買うしかなかったが、今は好みに応じた多くの選択肢を求めている」と話した。つながる車と個人化を強化して顧客の囲い込みとアフターサービスの収益確保を図る。
(2016/11/30 05:00)
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