[ 政治・経済 ]
(2016/12/10 05:00)
国土交通省は9日、石井啓一国土交通相を本部長とする自動運転戦略本部の初会合を開いた。2017年度から、中山間地域における「道の駅」を拠点とした自動運転サービスの実証実験を始めることを確認。18-19年度に実用化し、20-25年度に民間ベースで自動運転ビジネスを展開する、というロードマップを示した。
会合では、自動運転を巡る国内外の状況や国際的な技術基準、関係省庁の施策などについて情報を共有した。実務的な内容を検討するため、国交省の関係各局で構成する作業部会「自動運転環境整備」「自動運転技術開発・普及促進」「実証実験・社会実装」の3部会の設置を決めた。
同戦略本部は17年3月に2回目の会合を開き、17年度に入って18年度の概算要求前に中間とりまとめを行う予定。石井国交相は「わが国が自動運転で世界をリードするため、国際基準などのルール作り、自動運転技術の普及・促進、社会実験の取り組みなどを加速しなければならない」と強調した。
(2016/12/10 05:00)