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[ 化学・金属・繊維 ]
(2016/12/15 05:00)
積水化学工業は2017年度から3カ年の次期中期経営計画で、戦略投資を現中計(14―16年度)比2倍の2000億円規模に引き上げる。自動車や鉄道・航空機向け部材の生産能力増強をはじめ、検査薬などライフサイエンス領域のM&A(合併・買収)などに充てる。20年代後半に目指す売上高2兆円、営業利益2000億円の長期目標に向け「成長事業の拡大にかじを切る」(高下貞二社長)考えだ。
戦略投資は成長分野の設備投資や、M&A費用などで構成する。17―19年度は自動車用高機能部材、木材からの代替用途が好調な枕木用の軽量耐食構造材(FFU)、航空機用内装材などの生産能力の増強を想定する。またライフサイエンス関連では、M&Aだけでなく、出資比率が低い資本参加も含めて有力企業を探す。
特に、FFUは環境・騒音規制が厳格化される欧州市場を深耕する。ドイツ鉄道(DB)が橋向けで積極的に採用しており、現地法人の増員...
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(2016/12/15 05:00)
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