[ その他 ]
(2016/12/20 05:00)
■ランキング・ベスト10(12/12~12/18)
1位 富士重、21年度にターボ搭載車8割に−米燃費規制に対応
2位 パックス、段ボール製パーツ入り被災者支援箱を発売
3位 オールジャパンで次世代がん治療 「がん死」ゼロの切り札「量子メス」を実用化へ
4位 日産、来年度もコスト5%減を継続−サプライヤー調達含め、競争力テコ入れ
5位 インタビュー/TDK社長・石黒成直氏−技術を融合、次世代部品
6位 新日鉄住金、国内製鉄所の配船最適化−AIなど駆使、原料・製品輸送の効率向上
7位 三井化学、ファナックにロボ材料供給−外装用ウレタン材、弾力・耐久性が評価
8位 トヨタ、過去最高の1036万台へ−17年の世界生産計画
9位 ジェスチャーでオーディオや空調操作-パナソニック、車載用に開発
10位 LGがスマホ向け折りたたみ式ディスプレー、アップルなどに供給へ−韓国報道
■解説:こうのとり6号機、打ち上げに成功(12/10)
米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル引退後、ロシアの「ソユーズ」ロケットや米国の「シグナス」補給船と並んで、日本の物資補給船「こうのとり」6号機が国際宇宙ステーション(ISS)への重要な補給手段となっている。こうのとりを打ち上げる大型ロケットの「H2B」も、主力ロケット「H2A」の伝統を引き継ぐ形で打ち上げ成功が続き、技術がこなれてきている印象だ。
こうのとりは今回、九州工業大学、東京大学などの大学が開発した7個の超小型人工衛星もISSに運び、日本実験棟の「きぼう」から地球周回軌道に向けて近いうち放出される予定。さらに、20日夜には低コスト・高性能を特徴とする小型の固体燃料ロケット「イプシロン」2号機の打ち上げも予定され、地球付近の高エネルギー粒子を調査する科学衛星「エルグ」を搭載する。
ゆくゆくは、こうのとりで培った技術が有人宇宙船に発展していくことも十分想定されよう。技術開発や打ち上げ、宇宙での実機運用などの経験を一つずつ積み上げ、将来の宇宙ビジネスとして花開かせていってほしい。
(2016/12/20 05:00)