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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/1/24 05:00)
身につけて使うウエアラブル端末をヘルスケア分野で活用しようとする動きが目立ってきた。企業が従業員の健康管理を効率的に行いたい需要などが背景にあり、IT企業や素材メーカーといった多様な事業者がビジネスの機会をうかがう。差別化には生体情報の測定精度向上や端末自体の使い勝手改善など、複合的な視点が求められる。並行して顧客開拓をどれだけ迅速に進められるかも試される。
(斎藤弘和、編集委員・村上毅)
【発汗量センサー】
医療用具の研究開発を手がけるライフケア技研(富山市)は発汗量の増加を推定するウエアラブル端末を開発中で、2018年春ごろの発売を見込む。吸着材にたまった汗の量を電極で検知し、推定につなげる仕組みだ。「今まで発汗量を測定するウエアラブル端末は見当たらなかった」(幹部)ため、競争優位確立につながると見ている。価格は2万円前後に設定する方針。
利用者は発汗センサーを脈拍センサー...
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(2017/1/24 05:00)
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