トヨタ、首位明け渡す−昨年の世界販売１０１７万５０００台

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  トヨタの新型ＳＵＶ「Ｃ―ＨＲ」

トヨタ自動車は３０日、２０１６年暦年の世界販売台数（ダイハツ工業、日野自動車を含む）が１０１７万５０００台（前年比０・２％増）だったと発表した。２年ぶりに前年を上回ったが、独フォルクスワーゲン（ＶＷ）の１０３１万２４００台を下回り、５年ぶりに首位を明け渡した。

トヨタの１６年は国内販売が２２３万１２０２台（前年比２・８％増）、海外は７９４万３０００台（同０・５％減）だった。海外では米国販売が乗用車系の減少で２４５万台（同２・０％減）。米国向け輸出もハイブリッド車（ＨＶ）「プリウス」などが振るわず６６万１０００台（前年比５・８％減）だった。ただ中国販売は小型車「カローラ」「レビン」のＨＶモデルなどが好調で１２１万４０００台（同８・２％増）と過去最高を記録した。

ＶＷは主力の中国販売がけん引役となり、２年ぶりに１０００万台の大台を回復。トヨタを抜いて初めて首位となった。中国は３９８万２２００台（同１２・２％増）だった。