[ 中小・ベンチャー ]

岡野機工、岡野顧問がCD自主制作−修業時代の思いを歌詞に

(2017/2/9 05:00)

「♪仕事するなら噓つくな、商(あきない)するなら嫌言うな、毎度おおきに、命がけ」―。岡野機工(広島市中区、岡野久恒社長、082・232・1426)の元会長・元社長で、現在顧問の岡野武久さん(79、写真)がCDを自主制作した。岡野顧問は「命がけ」と名付けたこの歌の作詞を担当。大阪で修業した若い時の思いを込めたという。

きっかけは、5歳年上の知り合いの経営者がCDを作ったこと。岡野顧問は「お金を残しても子どもが遺産を取り合いしたら意味がない。それなら自分の思いを歌にして残す方がいい」と歌詞作りに着手。1960年ごろ、修業先の機械工具商社で、大阪の町をリヤカーを引いて工具や機械を配達して回ったときの苦しさが浮かび、自然と「汗を拭き拭き自転車漕いで、毎度おおきに」という歌詞になったという。

作曲は、ポップスデュオ「カズン」の漆戸啓さんに依頼。映画制作の調査で広島を訪れたテレビプロデューサーを岡野顧問が案内したことから縁ができ、曲作りを依頼した。会社近くで食堂を経営する米国出身の椎葉レイチェルさんに依頼し、英語の訳詞もできた。

岡野顧問の交友関係の広さが実を結んだこのCD。「商売って命がけなんだよと伝えたい」と、300枚を制作して配る。(広島)

(2017/2/9 05:00)

関連リンク

中小企業・地域経済1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

ゴム補強繊維の接着技術

ゴム補強繊維の接着技術

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン