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[ 環境・エネルギー ]
(2017/2/10 05:00)
東京電力は9日、福島第一原子力発電所2号機の格納容器内調査で一時間あたり650シーベルトという過去最高線量を観測した。2月2日に判明した530シーベルトを裏付ける結果。圧力容器を支える構造物(ペデスタル)の外にも高線量の線源が存在することが確かめられた。
調査に当たったのは、サソリ型調査ロボットが進む道を確保するために投入された堆積物掃除ロボット。投入装置からペデスタルに至る5メートルのルートを掃除する計画だった。そのうち1メートルの堆積物を取り除いた段階で、カメラが放射線で劣化したためロボットを帰還。掃除しながら放射線量を測定したところ、高線量を確認した。
東京電力では線源の位置や種類については特定できなかったとしている。一方で、堆積物が残ったため、サソリ型ロボットを進入させても動けなくなる可能性があるとし、今後の調査法を検討していく。
(2017/2/10 05:00)