産総研、最新ＡＩシンポ開く 110人来場

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  講演する辻井センター長

産業技術総合研究所と日刊工業新聞社、モノづくり日本会議は、大阪科学技術センター（大阪市西区）で「最新人工知能（ＡＩ）シンポジウム」を開いた。約１１０人が来場し、ＡＩの研究開発の現状や産業への活用、将来展望の話に聞き入った。

産総研人工知能研究センター長の辻井潤一氏（写真）が「人工知能がもたらす新たな世界の構築」をテーマに基調講演した。辻井氏は「ＩｏＴ（モノのインターネット）やロボットの真ん中に、考える力のＡＩが位置する」とＡＩ研究の重要性を強調。米国に比べ研究が個別に行われている日本では「開いたエコシステムとして、それを一つにまとめていく必要がある」と述べた。