[ ICT ]
(2017/2/27 12:30)
【バルセロナ・ロイターES=時事】フィンランドの通信機器大手ノキアがかつて販売して、ベストセラーとなった携帯電話「ノキア3310」の復刻版が26日、発表された。3310は2000年に発売された従来型携帯(ガラケー)で、世界で1億2600万台が売れた。
復刻版はオリジナルよりも画面サイズを拡大した。価格は49ユーロ(約5800円)。連続通話時間22時間で、待ち受け時間は最長1カ月。
ノキアのラジーブ・スリ最高経営責任者(CEO)は、27日から始まる携帯端末国際見本市「モバイル・ワールド・コングレス」に先立ち記者会見し、「この機種への愛情はものすごい。無数の人々に好かれている」とアピールした。業界アナリストらは、スマホの機能が多過ぎると不満を抱く往年のノキアファンの人気を集め、復刻版が今年のヒット機種の一つになると予想した。
(2017/2/27 12:30)