京急、初の座席指定制導入 「ウィング号」など５月から

【横浜】京浜急行電鉄は５月１日から、初めての「座席指定制列車」を導入する。平日に朝２本運行の「モーニング・ウィング号」と同夕方・夜に１１本運行する「ウィング号」を、着席保証列車から座席指定制に変更する。

指定制になり窓側・通路側・補助席など希望条件の選択が可能。従来は先着順のため、駅ホーム上に乗客の列ができていた。これを改善し顧客の利便性向上を目指す。

併せて座席指定券購入サイト「ＫＱｕｉｃｋ（ケイクイック）」を３月２８日に公開し、会員登録の受け付けを始める。利用月の前月１日から発売するモーニング・ウィング号の定期利用券「Ｗｉｎｇ　Ｐａｓｓ」は駅窓口の発売を終了し、同サイトに集約する。

モーニング・ウィング号は三浦海岸、横須賀中央、金沢文庫、上大岡の各駅が乗車駅で、品川駅・泉岳寺駅までノンストップで運行する。

乗車券のほか、当日券や１カ月の定期利用券が必要。当日券は３００円、定期利用券は５５００円。