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[ 科学技術・大学 ]
(2017/3/7 05:00)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、金星探査機「あかつき」に搭載されている5台のカメラのうち、赤外線を使った「IR1」と「IR2」の電源が入らなくなり、観測を停止したと発表した。他の正常なカメラで観測を続けながら復旧を試みる。
JAXAによると、2016年12月9日、2台のカメラを制御する機器の電流が不安定になり、翌10日に電源が入らなくなった。
あかつきは10年5月に打ち上げられ、同12月に金星周回軌道への投入に失敗。5年後に再挑戦して成功し、観測を開始した。当初の設計寿命(4年半)を大幅に超過しており、JAXAは放射線などによる機器劣化が原因とみている。
(2017/3/7 05:00)