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深層断面/米利上げ確実な情勢、焦点はペースに-「加速」で景気腰折れ懸念も

(2017/3/14 05:00)

米連邦準備制度理事会(FRB)が14、15日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げが確実な情勢だ。複数のFRB高官が、早期利上げを支持する発言を展開したことで、焦点は利上げの有無ではなく、利上げのペースに移っている。ただ、利上げ加速の姿勢が鮮明になれば、日本の金融政策も難しいかじ取りを迫られる。

  • 利上げはほぼ確実な情勢。焦点は利上げのペースに移っている(イエレンFRB議長=ブルームバーグ)

  • 米国の「緩やかな利上げ」を願うのは誰よりも日銀なのかもしれない(黒田東彦日銀総裁)

日銀の金融政策、かじ取り難しく

【土壌整う】

相次ぐ利上げ発言の背景には、トランプ米大統領の介入や仏大統領選の結果次第での市場の混乱を避けるための「駆け込み利上げ」との見方もある。一方、経済指標からすればすでに利上げの土壌は整いつつある。

FRBは政策目標に「物価の安定」と「雇用の最大化」を掲げる。物価目標とするインフレ率2%については名目と実質の個人消費支出(P...

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(2017/3/14 05:00)

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