[ 新製品 ]
(2017/3/21 05:00)
ヘルメット潜水(大分県国東市、伊賀正男社長、0978・72・1381)は、災害時に浮袋と防災頭巾になるランドセルカバー「クロッツ 浮き浮きランドセルカバー(デラックス)」を開発した。カバー内面には発泡ウレタンを使用。真上からの衝撃を吸収し、後頭部や頸椎(けいつい)など頭と首回りを保護する。4月10日から同社のホームページを通じて販売する。消費税抜きの参考価格は9200円。ランドセルメーカーや小売店などにも提案する。
ランドセルカバーはウエットスーツの製造技術を応用して完成させた。カバーに用いたクロロプレンゴムは断熱性や防水性、弾力性、衝撃吸収性などを備える。ランドセルへの着脱が容易で、小学生の防災用具として手荷物にならずに常備できる。
これまでに体重約80キログラムの成人男性が水に浮く程度の浮力を確認しており、落水しても溺れる危険性を減らせる。ひもの先端には、緊急時などに使える笛を付けた。ひもの長さは約150センチメートル。
外観は蛍光素材に反射材テープを施し、暗部でも子どもを見つけやすい視認性を持たせた。カラーは蛍光オレンジと蛍光グリーンの2色で、重さは340グラム。
同社は1982年に設立。ウエットスーツの製造や販売が主力で、クロロプレンゴム製湯たんぽなども手がける。
(2017/3/21 05:00)
関連リンク
中小企業・地域経済のニュース一覧
- 浮袋・防災頭巾に早変わりするランドセルカバー(17/03/21)
- 東京・日野市、健康や防災で新産業育成 市民生活の課題解決(17/03/21)
- 不撓不屈/東亜工機(1)酒蔵の鋳物工場が躍進(17/03/21)
- 兵庫県など、中小支援の窓口一本化 融資枠3600億円に(17/03/21)
- 観光客を「みやぎ蔵王」へ 宮城県と9市町連携PR(17/03/21)
- 横顔/日銀理事大阪支店長に就任した衛藤公洋氏(17/03/21)
- うつのみや次世代産業イノベ会議、24日にセミナー(17/03/21)
- 中小機構九州、25日に紀里谷和明氏招き講演会(17/03/21)
- 経営ひと言/武州工業・林英夫社長「自律を促す工夫」(17/03/21)
- おことわり/「町工場の技」は休みました。(17/03/21)