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(2017/3/28 05:00)
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■解説:未来の工場は「仮想化」−機械学会など、40年までの製造業を展望(3/22)
ロボットをはじめとする自動化装置やコンピューター、センサーの活用で工場の効率化や多品種少量生産への対応は一段と進んでいるが、自社ないしはグループ内の話にとどまるケースがほとんど。機密事項やICTシステムの互換性といった問題もあり、他社の工場も含めて「仮想工場」という形での管理はこれからの大きな課題と言える。
工場建設には建物や設備、人員を含めて巨額の投資が必要で、投資の規模や内容、稼働のタイミングを見誤ると経営の根幹にかかわる事態になる。それに対し、CPSという仕組みで、実需要あるいは需要予測に合わせて仮想工場が柔軟に対応できるようになれば、さらなる効率性向上が期待できる。ただ、その場合、規格の統一といった課題もあり、規格を制したところが新しい仮想工場システムのプラットフォームの主導権を握ることにもなる。
(2017/3/28 05:00)