- トップ
- エレクトロニクスニュース
[ エレクトロニクス ]
(2017/3/30 05:00)
【浜松】ヤマハはフィルム状や糸状で衣類などに組み込める「衣類型モーションセンサー」を2018年中をめどに実用化する。多層カーボンナノチューブ(CNT)を樹脂で固めた伸び縮みする変位センサー技術を応用する。クレッセント(東京都墨田区)と16年末に製品化したVR(仮想現実感)用グローブに続く開発で、ウエアラブルセンサー事業に本格参入する。
センサー材料は静岡大学と共同開発した独自の結晶構造を持つ多層CNTの集合体(CNTアレイ)。多層CNTアレイは端部を引っ張ると、繭から絹を紡ぎ出すようにフィルムや糸状になる特性がある。それらをウレタンエラストマー樹脂で固めて伸縮性を持たせ変位センサーとした。
伸び縮みに応じた電気抵抗値の変化で人の体の動きを検知する。センサーを衣類に編み込めば、人の目やカメラではとらえにくい繊細な動作を検知できる。変動追従性は15ミリ秒と速い。ゴムのように伸び縮みするため...
(残り:217文字/本文:617文字)
(2017/3/30 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。