[ ICT ]
(2017/4/7 05:00)
【神戸】計算科学振興財団(神戸市中央区、秋山喜久理事長、078・599・5020)は、運営する産業向けスーパーコンピューター「FOCUSスパコン」で人工知能(AI)によるディープラーニング(深層学習)に適したシステムを整備した。25日から運用を始める。スパコンの貸出企業を対象に、AIを使った製品開発などを支援していく。導入費用は約800万円。
半導体メーカーの米エヌビディアの画像処理装置(GPU)を富士通の新設サーバー2台に搭載し、AIの深層学習向け仕様にした。利用料金(消費税抜き)は1台当たり1時間500円。システム整備を機に、2017年度は深層学習をテーマにしたスパコン講習会も計画する。
同財団はスパコンを企業を中心に貸し出す国内唯一の公的機関。利用件数は11年4月のシステム供用開始から年々増え、16年度は163法人と過去最高を更新した。最近では企業以外にも、産業技術総合研究所や東北大学などが産学官連携事業で利用している。
(2017/4/7 05:00)
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