レモンポリフェノール、長期摂取で老化抑制−サッポロＨＤ、商品開発に活用

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  レモン商品「レモンの雫」

サッポロホールディングス（ＨＤ）は子会社や名古屋大学と共同で、レモンに含まれる抗酸化物質のポリフェノールを長期間摂ることにより、マウスの老化が抑えられることを確認した。サッポロＨＤ傘下のポッカサッポロフード＆ビバレッジ（名古屋市中区、岩田義浩社長、０５２・２４９・５５８３）は清涼飲料「キレートレモン」といったレモン商品に力を入れており、今回の成果を商品開発や拡販に役立てていく。

サッポロＨＤとポッカサッポロ、名古屋大学の鍋島俊隆名誉教授の共同研究で、レモンから精製したレモンポリフェノールを与えたマウスと、水道水を与えたマウスで違いを比較した。老化度の指標として眼周辺病変の評価と体重、摂水、摂餌量、外観老化度、１０分間の移動距離を測る行動量、腸内で増殖する細菌群であるフローラの解析などを用いた。レモンポリフェノールを与えたマウスは、水道水マウスより老化度が低かった。