[ ロボット ]

リハビリ支援ロボ、トヨタがレンタル開始 歩行練習をアシスト(動画あり)

(2017/4/13 05:00)

  • トヨタのリハビリ支援ロボット

トヨタ自動車は12日、下肢まひのリハビリテーション支援ロボット「ウェルウォークWW―1000」のレンタルを今秋に始めると発表した。トヨタがパートナーロボットを事業化するのは初めて。2014年秋から全国23医療機関で臨床研究を進めており、16年11月に医療機器の承認を取得した。価格は初期費用100万円、月額35万円(消費税抜き)。国内で3年程度かけて100台の展開を目指す。

ウェルウォークはロボット脚と本体で構成し、外形寸法は幅1200ミリ×奥行き2710ミリ×高さ2380ミリメートル。重量は本体が約800キログラム、脚部が6キログラム。藤田保健衛生大学と共同で07年末から開発をはじめ、「歩行練習アシスト」と呼び実証実験してきた。

まひした脚にロボット脚を装着し、本体の可動式床の上を歩行練習する。センサーで歩行中の膝の角度を検知してアシスト量などは操作パネルで調整することができる。患者の正面に配置したモニターや治療者用モニターにより、歩行状態も確認可能にした。広瀬工場(愛知県豊田市)で生産する。玉置章文パートナーロボット部長は「早い時期に海外展開も考えている」と、日本人と体格が近いアジアなどへの投入を視野に入れる。

トヨタは今後、シンプルなものから順にロボットの商品化を進める方針。ロボット分野について磯部利行常務役員は「高齢化の中で事業ニーズがある」と強調する。

(2017/4/13 05:00)

関連リンク

機械・ロボット・航空機1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

↓もっと見る

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン